今日は娘の病院に行きました。
拒食症になって2回目の児童精神科の診察です。
今日は診察の前に検査がありました。
何の検査かというと、アンケートみたいなのに答えるものだったそうです。
心理テストって言うんでしょうか、性格診断って言うんでしょうか?
娘が性格的にどんな傾向があるのか調べるものですかね?
とにかく、冊子になったそういう質問にたくさん答えていくものだったみたいです、
それが結構1時間くらいかかってました。
長いっ!
来週はその結果をもとに、カウンセリングがあります。
前回の診察から2週間。
娘はとにか頑張って、たくさん食べられるようになりました。
ご飯の量も私たちと同じくらいに戻りましたし、間食も沢山します。
それでも内心では、食べることへの罪悪感でいっぱいだったみたいです。
いろいろ大変だな!と感じることもありました。
例えば…
私もいつも一緒に3食と間食を食べました。
本当は私はおやつそんなにいらない。
一緒に食べるには理由があります。
娘が自分だけで食べるのを、何となく嫌がるからです。
自分だけ太ってしまうんじゃないか、と思うのだそうです。
今日あった事件ですが、病院での診察が終わるのが遅くなってお腹が空いた時のために、ひとつずつパンを持って行くことになりました。
パンは昨日娘がスーパーで自分で選んで買って来てくれました。
(ちなみに、自分で食べたいものを選べるのって、拒食症の人にしたらすごいことです。カロリーとかを気にせず食べたいものを選ぶのって、なかなか難しいことなのです。陳列棚の前で選べなくてずっと立ってたりしますから。)
しかし、私は昨日接種したコロナワクチンの副反応で微熱とダルさがすごくて、夫が運転してくれることになりました。
(運転の練習したのにな〜。)
娘は夫用のパンがないけど、どうするか私に訊ねました。
(どうでもいいことなのに、食べ物のことだと気になるようです)
私は、ママのを分けてあげるからいいよ〜、と言いました。
すると娘は急に不機嫌になり、私を睨むようにじっと見つめました。
私からしたら、???
なのですが、この時の娘の心境としては、自分だけパンを丸々一個食べて太ってしまう!という焦りを感じたのだそうです。
このやりとりの後で、娘は自分の気持ちを私に言いました。
自分だけ太ってしまうと思った、と。
おぉ、やっぱりそうか!
でも、自分の気持ちをすぐに分析できるようになって、すごいなぁと思いました。
結局パンを夫と分けることに娘も同意してくれました。
そして、診察後。
帰りに、娘が食べたいものを食べて帰ろうということになり、マクドナルドへ寄りました。
娘はチキンタツタのセットで、ポテトにリンゴジュース。
大好きだったコーラはまだ罪悪感があるらしく、まだ封印。
私は飲み物をお茶にしようかな〜、と言いました。
すると…
「え?お茶って、家にあるじゃん!買う意味ないよね!」
と、娘が怒り口調で言いました。
まただ!拒食脳!
「じゃ、じゃあ、コーラにしよっかなぁ…」
お店に着くと、「さっき、また拒食脳のせいで自分だけ甘いジュースは太ってしまうと思った」と言いました。
自分の意思とは関係なく、低体重になりすぎて拒食症の脳になってしまうと、このように認知に歪みが出ます。
十分痩せているのに太っているように感じたり、太るのが恐ろしくなったり。
そして結局、娘は私がお茶を選ぶことに同意してくれました。
こんな感じに、毎日なかなか大変です。
拒食脳のせいでまた言ってしまうかも!と私にごめんねと言いました。
いいよ、分かってるさ。
悪いのは病気。
罪悪感と戦いつつも、この2週間よく食べたおかげで、体重は1kg増えていました。
(気になってしまうから、2週間家で一切計量しなかった)
やった!
娘が希望する学校での校外学習にも行って良いと、許可が出ました。
このために頑張って来たんだものね。
まだまだ罪悪感との戦いは続くと思われますが、久しぶりのマクドナルドはおいしくて、罪悪感なく幸せな気持ちで食べられたそうです。
そりゃ良かった。
体重が増えて娘としては複雑な心境かと思います。
でも、学校行事に参加できるのは嬉しいみたい。
「さっさと治してやるんだぁ〜!」
張り切っております。
先日母の日にもらった手紙。
「お母さんにダイエットを止めてもらわなかったら、死んでいたかもしれない。止めてくれてありがとう。」
やりたいこともやれず、食べたいものも食べられず、行きたいところにも行けず死ぬなんて、悲しすぎます。
とにかく、今日は1kg増加で一安心です。
長〜い診察を終えて、ホッ。
あー、だるい、倦怠感と関節痛がぁ。
ワクチンの副反応、明日には治るだろうか。