お正月に実家で、私の家族に娘の別室登校のことを話しました。
娘は昨年の秋から、突然教室に入れなくなって、別室登校をしています。
そして受験生の今、通信制高校への進学を希望しています。
私の母も、妹もそれをすんなりと受け止めてくれました。
私は学校が嫌いでしたが、妹と話して、妹について知らなかったことを知りました。
妹は私と違い、運動もできるタイプだったので、活発に学校生活を楽しんでいたんだろうと勝手に思っていましたが、実は妹も学校が大嫌いだったそうです。
部活を通して多くの友人もできたものの、学校は楽しい場所ではなかったと。
私も妹も繊細なタイプみたいです…
妹も「学校なんて、行きたくなけりゃ行かなくていいよ〜」と言いました。
もちろん、将来のために行って学に越したことはありませんが。
そんな話を父も聞いていたのかな、「ちゃんと学校行かなきゃだめだぞ」なんていうかなー?と思ったけれど、言いませんでした。
ホッ。
私と妹は、「学校行かないって、昔はそんな考え方なかったよねー、そもそも行かないっていう選択肢が頭になかった、今はいろいろな道があっていいねー」なんて言い合いました。
学生時代の思い出ついでに、私たち姉妹は「なんならもっと干渉して欲しかった、というか、ちゃんと見てて欲しかった!進路も一緒に考えたり、アドバイスして欲しかった!」と母にふざけ半分で文句を言い出しました。
私たちが子供の頃は、バブル期で母もとても忙しく、私たち子供にかまっている暇もなく、ほとんど放置だったんですよね。
子供に興味なんてなくて、祖父母に見させてほったらかし。
勉強しろなんて、言われたことなし。
それがいいか悪いかわからないけれど、それはそれで寂しかったなぁ。
今は自分たちも大人になって、こうして笑って親に文句も言えるけれど…何にせよ、ちゃんとあなたのことを見ているよ、っていうのって大事だと思います。
話が脱線しました!
学校は、もっと自由でいいよね。
家族みんな、そんな結論になりました。
そういう妹夫婦は、子供関係の仕事に就いています。
いろんな子供がいて、中にはうちの娘のように、不登校や別室登校の子供も少なくないそうです。
不登校も人それぞれで、いろんなタイプがあって、だいたいこんなタイプに分かれているらしいです。
・体が弱い、病気のため、学校生活についていけない
→起立性障害などがこれに当たりますね。学校に行って勉強したくても、朝起きられないそうです。
・敏感な性質で、集団生活に馴染めない
→これはうちの娘のタイプ。何かと周りが気になって、心がとても疲れてしまう。
・いじめにあったなど、対人関係
→いじめだけでなく、最近は、担任の先生と合わない!というパターンも。
・親のプレッシャーなど
→教育熱心な親だけでなく、跡継ぎとして祖父母からのプレッシャーだとか、とにかく周りの親たちが必死で、子供が折れてしまうタイプ。
ちなみに、そのとき妹の小学校の同級生の話になったのですが、その子のお母さんはとても教育熱心でした。
そのお母さんに久しぶりに会ったら、息子は立派な仕事に就いたもののすぐに辞めてしまい、40代の現在まで長く引きこもっていると話していたそうです。
その子の姉は、お母さんの希望通り育っているから、子供の性格にもよるかも知れませんね。
身近なところにも、見えないけれど実はいろいろあるんだなぁ、と驚きました。
近頃、ニュースでは子供達による事件や事故を多く目にします。
どんな経緯があったのかわかりませんが、悲しいですね。
勉強も大事だけれど、心が潰れてしまったら何の意味もない。
私も、子供の心に寄り添って、信じて見守っていこうと思います。
平々凡々じゃ、だめなのかなぁ。
平々凡々が、日々のささやかな出来事がとても幸せだと思うパート主婦でした。